「ねむろ」良いとこ、一度は来る?
細川美晴
 
 私が「さい果ての地・ねむろ」にやって来て、はやいもので1年が過ぎようとしてます。本当に、イロイロなことがありました。この1年で味わったことは、言葉などではとても語りつくせないくらい、見事なまでのドキュメントがありました。
(涙なくしてはもう・・・)
 しかし、この1年でビッグな女になった私は、もう、過去のことをくよくよ愚痴るつもりはありません。(人間は強くなると、多くを語らないものですね)
 函館育ちの私は、外で遊んでいる鳥といったら、カラス、すずめ、たまに大森浜へ行ったときにはカモメという感覚でしたが、ここ根室では、すずめなどいなく、かわりにカモメがうじゃうじゃいて、朝の目覚めはカモメさんです。また、ふっと風蓮湖というどでかい湖に目をやると、カルガモに何とかという渡り鳥、11月くらいからはオオハクチョウに丹頂鶴など、いわゆる大自然の有名どころの鳥がいっぱいです。
 果てしなく続く大地・・・。はるか4k先まで見通せちゃうくらい何もない土地の軍団。春から秋にかけてずっと続く霧の仲間たち。(ガス、ぢり、もや、霞)
 これらは、私たち土地の人の気持ちを重くする原因になっているのです。
 ドライブをする。と、ビョコビョコとキタキツネ、エゾシカ、野生の馬に牛(べこ)たちに会う。「牛横断注意」という初めて目にする標識。真夜中のドライブでは、人間よりエゾシカの飛び出しに注意しなくてはならないのは、根室の常識です。万が一シカと遭遇すると、車に乗っているこっちが死んでしまうので、夜に流すのは命がけです。でもでもでも、私たち若者仲間は、命をかけてでもドライブし、日常を忘れるため、とばしまくるのでした。
 
 ニュースで「函館」と聞くと、ピクンと反応し、テレビに釘付けになってます。遠いこの町から、熱いエールを送っています。ふるさとの良さを、しみじみと感じている今日この頃です。
 
 
 
 
 
 
 
 
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