「青い花」周辺のヨミモノ
編集長・会員が関わっている
さまざまな印刷出版物をここで紹介します。
文責:編集長
同人のこのコーナーへの掲載物はいつでも募集しております。
連絡は同人誌青い花事務局まで。
 
 
 
 
BDG Records ミヤカワ文庫(2021年)
 ザ・ディッセンバーズ2ndシングル初回限定盤(2021.7.6リリース)の特典として作られた架空文庫。SFやミステリーでお馴染みのハヤカワ文庫のパロディー。2ndシングル「ライディーンの岩」収録曲等をイメージした表紙と帯の解説文が秀逸。同人でBDG Records CEOの山内哲郎が企画・作成した。表紙と帯だけで中身は無いので、100均や無印良品で販売されている文庫サイズのクラフトノートに付けてお使いください。お問い合わせは本誌事務局まで。
 
 
 
 
 
 
BACK TO THE IRON CITY(Photo Book)(2021年)
 私と本誌同人の山内哲郎、川原俊哉が組んだロックバンドのフォトブック。中学時代のバンドを37年ぶりに復活させ、地元室蘭を元気にするご当地ソングを作っている。2020年12月8日に復活第1弾シングル「風化街」をリリース。新聞、ラジオにも取り上げられ、以後順調に活動を行っている。写真はジャケットやポスター用の撮影として2度に渡り、3人で室蘭巡りをした中からの物。ラジオ伝説の室蘭九景他、市内各地の風景・名所も楽しめる。この撮影ドライブの中から代表曲「Weathering Town」が生まれた。シマウマプリント社から550円(送料込み)。お問い合わせは本誌事務局まで。
 
 
 
 
 
 
句集「黄砂」宮川三保子第3句集(2020年)
 現代俳句協会員・室蘭俳句協会副会長である同人・宮川三保子の第3句集がこの秋に刊行されました。あ、私の母です(笑)。彼女は、現代俳句協会常任幹事であった故鈴木石夫氏に1963年から長年師事し、今までに「室蘭」「おおいた」と2冊の句集を刊行している。この第3句集は、平成9年からの創作句をまとめた。題名は第16回北海道知事賞受賞作品「大陸に 眠る父あり 黄砂降る」から付けられたもの。今までの彼女の作風とは少し変わっており、反戦句・プロレタリア句・震災句などが多い。巻頭言は、本誌編集長が筆を執りました(汗)。お問い合わせは本誌事務局まで。
 
 
 
 
 
 
播火〜播磨文学地帯〜(2017年)
 青い花ホームページを通じて一本のメールが届きました。夕陽同窓しかも国3近文の先輩にあたる大塚誉さんからでした。本誌旧編集顧問の男山さんが2年目の時の4年目となる大先輩です。大塚さんは卒業後、実家のある兵庫県に帰って教鞭をとられてました。そして、地元の文学誌「播火」同人となり、旺盛な文学活動もされていたということです。この度、その播火の編集長に就任し、それと合わせて、前々から気にかけていた本誌へ連絡をくれた次第ということでした(その後、同人として加入)。播火は創刊100号以上の実勢を持ち、同人の多くが地元で活躍され、文学賞等も受賞されるなど読み応えのある作品が、毎回掲載されています。お問い合わせは本誌事務局まで。
 
 
 
 
 
 
book星の駅(2014年)
 この年、私は七飯町立大中山中学校へ異動となりました。そこで出会ったのが事務の加藤浩樹氏でした。お互い音楽・文学の愛好家として意気投合したのですが、まさか加藤さんが西堀滋樹氏が立ち上げた「路上」同人だったは知らず、びっくり仰天。お近づきのしるしに、さっそく本誌最新号(24号)を差し上げました。その時お礼に加藤さんから発行したばかりの「book星の駅」第4号をいただきました。
 共通テーマに基づいて書かれたショートエッセイ集。西堀氏ももちろん参加されています。テーマは「我が抵抗」。お二人ともさすが学生運動世代だけに、若き青春の日々の抵抗がノスタルジックに書かれています。ちなみに素敵な表紙デザインは加藤さんの娘さんの晶子さんだそうです。
 
 
 
 
 
トワ・フルール(2013年)
 札幌在住の短歌愛好家が中心になって発行されている同人誌「Trois Fleursトワ・フルール」第3号(創刊から1年)の寄贈がありました。
 歌人であり、北海道歌人会代表でもある内田弘先生の教え子が中心となり、同人誌を作ることになったということです。短歌創作の基本を大事にしながら、どの世代にも参加してもらえるように幅を広げてゆきたいとのこと。札幌市周辺の短歌会の動向がわかります。
 編集発行人は岡本夏子さんで頒価1000円。
 
 
 
 
 
 
岩永博史童話集3(2012年)
 同人・岩永博史さんの童話集第3集を紹介します。今回岩永さんは小学校低学年向けの作品から、歴史や音楽を題材にした高学年向けの作品まで、いろいろなスタイルの童話を書いてみたそうです。
 特に表題作の「びんぼうなサンタクロース」では、昨年の東日本大震災が取り上げられており、岩永さんが震災から半年後に福島県を訪れた時に着想を練られたとのこと。平成18年からの本誌や同人誌「がるつ」に発表した全22作品を収録。心あたたまる作品ばかりです。
 定価800円。お問い合わせは本誌事務局まで。
 
 
 
 
 
 
月間国語教室(2010年)
 私や旧同人の黒田諭氏が渡島国語教育研究会を通じて実践を掲載させていただきました。「月国」は昭和56年に創刊。中高の国語教師を対象にした雑誌です。「現場で役立つ情報を最優先」とし、教材研究や授業実践例等を掲載しています。若手の国語教師のための情報が満載で、魅力ある授業づくりに役立つ内容となっております。また、日本語・文学関係におけるさまざまな意見・感想・主張などのコラムやエッセイも充実しています。B5判・100頁(本文96頁・口絵4頁)定価850円(本体810円)発行日 毎月1日発行(月刊)。私はこの9月号で島崎藤村「初恋」を教材にした授業実践を寄稿しております(平成23年休刊)。興味のある方は本誌事務局まで。
 
 
 
 
 
 
エッセイ集「路上にて」(2009年)
 西堀滋樹氏エッセイ集の2作目です。本誌事務局へ寄贈してくださりました。前作の「わが世代」に続き、北海道新聞夕刊別紙「みなみ風」のコラム欄に掲載されたものです。期間は2003年2月以降の全57本。
 函館、特に西堀さんが育った西地区の地域や歴史を題材にしたものや、筆者の若かりし頃の出来事を綴ったノスタルジックな作品が多いのですが、その中で特に反戦に関するエッセイも多くあり、考えさせられます。
 あとがきでは、作家ジョージ・オーウェルの「必要な余計なもの」という言葉を引用し、西堀さんは書くことの意味を問いています。奇しくもこれは本誌3号巻頭において、恩師・安東教官が言及されていることと全く同じでした。あらためて「物書き」について考える機会をいただいた思いです。
 
 
 
 
 
 
胡壷・KOKO(2003年〜)
 本誌も掲載させていただいているHP「文芸同人誌案内」の管理人、樋脇由利子さんの編集する同人誌です。「同人誌というものの枠をもう少し広げることはできないだろうか」と友人の納富泰子さんと二人で立ち上げたそうです。異民族を意味する「胡」と、未知なものが詰まっている「壷」を合わせ、名付けられました。誌面では、「自分たちの表現したいという気持ちに従って書き続け、雑多なものを呑み込んでいく好奇心を忘れずにいたい」とあります。まさに本誌もそうありたいと思います。当事務局にも寄贈していただきました。福岡市文学賞を受賞されたお二人の質の高い作品を楽しめます。定価500円。また、インフォにリンクしているHP「文芸同人誌案内」も、どうぞご閲覧ください。
 
 
 
 
 
 
岩永博史童話集1、2(2001年〜)
 同人・岩永博史さんの童話集を紹介します。第1集は「本屋をはじめた森のくまさん」(2001年発行)、第2集は「白馬の騎士とフリーデリケ」(2005年発行)です。岩永さんが童話を書くようになったきっかけは、NHK教育テレビの「ごんぎつね」(新美南吉)を偶然見て感動したからだそうです。本誌18号からも岩永さん創作のユーモアとぺーソスあふれた童話作品を連載しています。あとがきには、岩永さんが師事されている福井児童文学会代表の藤井則行氏への謝辞が述べられています。第1集700円、第2集800円。お問い合わせは本誌事務局まで。
 
 
 
 
 
 
がるつ(1978年〜)
 同人・岩永博史さんが参加されている同人誌です。
 岩永さんは現在福井県にお住まいの元気象庁職員です。また、童話集「本屋をはじめた森のくまさん」「白馬の騎士とフリーデリケ」等を自費出版するなど旺盛な文学活動をしています。
「がるつ」は今年(2008年)発行の30号をいただいたのですが、会の結成からも30年になるそうです。
 発行者は、つるが文学会「がるつ」事務局南里たい子さんで定価700円。お問い合わせは本誌事務局まで。
 
 
 
 
 
 
文章修行への目覚め(2007年)
 同人・杉山和人さんが刊行された書籍です。杉山さんは千葉県にお住まいの会社員の方で、自ら事務局にこの本を寄贈してくださり、こちらも同人に勧誘した次第です。
 帯には以下のように紹介されてます。
「自作エッセイ(7テーマ)について、読者アンケートを集計。そこから説得力のある文章の書き方を導き出した、意欲的な文章作法本。」
 「文章作法本」とありますが、もちろん、杉山さんのエッセイは十分に読み応えがあります。定価1000円で文芸社より出版されています。お問い合わせは本誌事務局まで。
 
 
 
 
 
 
詩のボクシング 声と言葉のスポーツ(2006年)
 本誌創刊号からの旧同人浦田俊哉氏が2006年、2007年と2年連続で全国大会出場(2005年は全道準優勝)! ものすごいことですね! 本誌発刊当時は独特の世界「浦田の詩」を連載していましたが、だんだんSF小説や随筆が多くなっていった浦田氏。やはり根っからの詩人でした。さて、その「詩のボクシング」協会代表である、楠かつのり氏の著書です。声と言葉が格闘する、新感覚スポーツ「詩のボクシング」全国大会の傑作を掲載するとともに、小・中学校での取り組みも書いてあり、「詩のボクシング」の魅力を余すところなく紹介しています。東京書籍で2100円。
 
 
 
 
 
 
今日の気づき(2004年)
 本誌旧同人で私の高校時代の級友、田淵順子さんがメールマガジンで配信していたショートエッセイが本になったものです。
 田淵さんは主婦業のかたわら、塾の英語講師をしたり、国際交流の通訳ボランティアをして多忙な日々を送っています。大分県出身。帯には、「一日一話の雑学エッセイ。どこから読んでも何かの気づきがあります」とあり、とっても読みやすい本です。
 定価1000円で日本文学館より出版されています。2006年には「今日の気づき2」も出版されました。
 
 
 
 
 
 
ジグソーパズル(2003年)
身内事ですいません……。現代俳句協会員で俳人・エッセイストとして活躍中の同人・宮川三保子のエッセイ集を紹介します。あ、私の母です(笑)。本業は俳句なんですが、近年は詩や随筆なども手がけていて、その作品集も好評を得ています。
「俳人のエッセイだから、季節の移り変わりの中での自然への細やかな視点からの文章が多いのだろうな。」とか軽い気持ちで読み始めたら全然違いました。そこには、物心つく前に亡くなった父方の祖父の膝に抱かれていた幼いぼくがいました。室蘭から大分への引っ越しが決まり、動揺し、泣いていた高校生のぼくがいました。ぼくだけではなく、父や弟妹の在りし日の姿も……。そう、これは母の視点から描かれた宮川家の一大叙事詩です。
 
 
 
 
 
 
エッセイ集「わが世代」(2003年)
 何度か紹介した西堀滋樹氏の私家版エッセイ集。若輩の私などにも贈っていただき感無量。この冊子の中にある56本のエッセイは、西堀氏が関わっている北海道新聞夕刊別紙「みなみ風」のコラム欄に掲載されたものです。思わず一気読みしてしまうほどの簡素で、それでいて身近な話題性のある文章。でもそれは裏を返せば、そういう文章を書くほど難しいことはない。お手本です。
 西堀さんはあとがきで評論家の川本三郎氏の言葉を引用してます。
「ノスタルジーとは決して過去を振り返ることではなく、あるべき過去を作り出していく創造行為なのだと思う」
 過去に目を閉ざすものは結局のところ現在にも目を閉ざす。ワイツゼッカー大統領の言葉を思い出しました。
 
 
 
 
 
 
佐藤泰志追悼集「きみの鳥はうたえる」(1999年)
 佐藤泰志(故人)氏は1949年に函館で生まれ、高校卒業後上京、作家生活に入りました。5度の芥川賞候補になるなど旺盛な創作活動を続けましたが、1990年、41歳の若さで亡くなっています。
 この追悼集は、佐藤氏の盟友でもある同人誌「路上」旧編集長西堀滋樹氏を始め、多くの作家や仲間の皆さんの協力で発行されました。今では入手困難になった佐藤氏のエッセイや小説も掲載されています。ぜひご一読を。
 発行は「佐藤泰志追悼集を発行する会」。購入希望の方はHP「函館文学散歩」にアクセスしてみてください。
 
 
 
 
 
 
同人誌「The Vanguard」(1993年)
 本誌創刊メンバーの一人である旧同人・松田一幸氏主催の同人誌。創刊号のみで廃刊となった。「青い花」同人からは私、野呂智幸氏、米谷優氏の3名が寄稿。松田氏は「青い花」創刊号において小説「僕がここにいる理由」を発表している。
「床の中」米谷 優
「如是我聞」(その1からその6まで)宮川高宏
「『何かを書こう』と思ったときにささやかだけど役に立つかもしれない小さなこと」(松田一幸)
「唯小説の乱」野呂智幸 他
 
 
 
 
 
 
路 上(編集人 西堀滋樹)
 北海道新聞夕刊地方版「みなみ風」のコラム『立待岬』のエッセイストでもあり作家の西堀滋樹氏が主催していた同人誌(現在は編集長退任)。頒価500円。
 たまたま、私が路上同人の一人と懇意にしており、6号をいただいたこと。道新を取り始めたこと。ネット・サーフィン中に路上HPである「函館文学散歩」に行き当たったこと。以上のような偶然が前後して重なり、早速、西堀氏におつき合いをお願いした次第である。以降は時折メールにより、雑誌作り・文学・教育・政治・ビートルズ!など多岐に渡ってご指南を受け、勢い、本誌と姉妹同人誌にさせていただいた。
 
 
 
 
 
 
NEW RUDIE'S CLUB
(編集長山川健一氏、発行シンコー・ミュージック)
 作家の山川健一氏が創刊したロック・ミュージック雑誌。最新の洋楽・邦楽記事、現在進行形の日欧米ロック・バンドだけではなく、往年の伝説のバンドや名盤なども巻頭の特集で取り上げており、データ本としても楽しめる。
 山川氏のファンだった私は、1999年春23号「ビーチボーイズ・素敵じゃないか」より巻頭特集に寄稿を続け、以降は毎号に掲載されていた。しかし2001年、一度廃刊になったので、私は書きためていた原稿を本誌に順次掲載している。(現在は「ロックジェット」と改名し、リスタート発行されている)
 
 
 
 
 
 
函館国語(発行 北海道教育大学函館国語会)
 函館国語会は北海道教育大学函館校国語科・書道科の教官、卒業生、学生によって構成されている。つまり、本誌旧同人の多くが所属していることになる。私も平成17年度から役員を依頼され(平成23年退任)、微力ながらお手伝いしていた。会誌「函館国語」は、国語教育の研究・実践の交流が目的であり、「渡島国語教育研究会」研究部長を勤めた私も、寄稿を頼まれれば大いに真面目な教材論などを一席ぶっていた。
 この第十三号では、研究室教官だったの安東璋二先生、旧本誌編集顧問の男山克弘氏、そして私の駄文も掲載された。
「追悼 東海林辰夫先生」安東璋二
「中学校説明文の学習目的を考える〜その後の『流れ橋』の実践も含めて」宮川高宏
「教室の活性化をめざす授業〜『羅生門』の実践を通して」男山克弘
 
 
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